正絹って凄い
マルシェに定期的に置いてもらっている蛇腹カードケース
在庫がなくなったというので、追加製作を始めた
こんな感じで、カードポケットが17室
溜まりがちなポイントカードの整理に抜群なシロモノ
このポケットの張りが難しくて
芯を入れると張りは良いけど、張り通りが悪くて仕立て難い
生地が厚くても同じ…
薄手で張りがあって、軽い生地
探せばあるけど案外用尺が必要
マルシェと言えども販売
売値を考えるとあまり凝って探せない
今回、母の遺産の古着…
紬(多分…)を使ってみた
なにしろ、母が着ていたものではない
…と思う。私の記憶には無いから…
亡くなる直前までパッチワークやバッグを作っていた人なので、どこかで材料として入手したもののようだ
パッチワークバッグに使われていたのは記憶にあるんだよね
作り始めて思わず
「やっぱり、正絹は凄いわ」
と、ひとりごちた
軽い、張り通りが良い、芯などなくてもスカッと立ち上がり、畳めばピタッと吸い付く
若い頃は中居さん、老後は着付けの講師をしていた母が良く言っていた
「正絹に勝るものはない。滑りが良くて崩れない。」
京都の湯のし屋に生まれ、周りも呉服関係がゾーロゾロだった母の心の拠り所くらいに聞き流して来たけれど…
生憎、私は呉服にとんと興味がない
母が亡くなって娘が取った分を除いて着物は殆ど手放した
残っているのは母が手芸用に解いてしまったもの
それだけでも引き出し一杯ある
今回も在庫整理のつもりで作ってみたのだけど…
これは、作らなきゃかも知れない
今回はお客様から要望が多かったポケットを付けてみた
かつかつの端切れでお試ししたため、ポケット裏は別布
これは間違いなく白大島
母が若い頃、好んで着ていた
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